Sunday, June 15, 2008

Commencement

June 15, 2008 The Paul Merage School of Business Commencement

2006年9月中旬から始まったMBAプログラムも本日はいよいよComemncement(学位授与式)。
この間、実に1年9ヶ月。
日本での受験期間を含めると約3年間。
さらに、MBAプログラム進学を決意するに至ったUWへの留学開始まで遡ると約5年間が経過している。
そして、本日ここにMBAプログラムが終了。
「威風堂々」が流れる中、会場に入場しながら、そんな5年間のことに思いを巡らせた。

TOEFL及びGMAT受験、エッセイ作成、願書出願、インタビュー、合格発表、進路決定、渡米準備、そして渡米。
MBAプログラム1年目の秋学期は勉強とともに早速就職活動を開始。苦労の多かった冬学期、春学期の後、東京にてサマー・インターン開始。
インターン終了後、2年目の秋学期はフランスでの交換留学。冬学期はカリフォルニアに戻り、就職活動を本格的に再開。そして就職先が無事決定し、最終学期である春学期終了。
それぞれのプロセスには辛さもあり喜びもあったが、全てが貴重な時間であった。
正直、良い思い出もあれば、悪い思い出もある。
落ち込むことも多く、自分のパフォーマンスに100%満足することは少なかった。
しかし、この日を迎えることができたのは人との出会いに恵まれていたからだと思う。
受験勉強の過程で支えてくれた先輩や友人には勇気をもらった。
入学後お世話になった先輩たちとはこれからも永く続く信頼関係が築けると信じている。
教授やクラスメートからはもちろん多くのことを学んだ。
そして、妻。
彼女の支えなくしては、この日を無事に迎えることはできなかったかもしれない。
ありがとう。心から感謝している。

MBAプログラムが終了したところで一息といきたいところだが、そういうわけにもいかない。
全世界には約9,000ものビジネス・プログラムが存在しているそうである。
当然ながら数十万人のプログラム卒業生が毎年誕生していることになる。
そう考えると、MBAというものは将来を約束してくれる何物でもなく、自分自身に付けられた単なる「タグ」に過ぎない。
その「タグ」を生かすか殺すかは、言うまでもなく自分次第である。
卒業後、新たな場所で始まる新たな生活。
そこで、自分の可能性を少しでも、しかし着実に広げていくことが、「タグ」を付けられし者に与えられた使命であろう。

そんなことを考えつつも、今日ばかりは友人と妻とこの日を迎えることができた喜びを分かち合いたいと思う。
Congratulations!

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